本物の 東條英機関連書籍　4点　５冊 ノンフィクション/教養

①「東條内閣総理大臣機密記録」（東條英機大将言行録）は総理秘書官が書き残した日時を追っての行動記録であり、現在これ以上詳細な記録は無いと言われる。又別紙として視察記録、要人との会談録及び言行録を含んでいる。「言行録」は折に触れて東條が秘書官に語った所感の覚え書であり、東條英機と言う人間性を知る上で興味深い。 \r\r②「東條英機」は、「東條英機刊行会」のメンバーが提供した資料と各種書籍、史料を基に編集した東條英機の全て。 \r\r③「東條英機と天皇の時代」は上記資料や多数の関係者へのインタビューを基に東條英機と彼を国の指導者として選んだ日本と言う国を描いた、少し辛口の「東條英機論」。 \r\r④「祖父東條英機　一切語るなかれ」は,孫娘である著者が戦後、敗戦の責任を一身に背負わされた感のある「東條英機」の家族が国民怨嗟の中で苦難の戦後を如何に過ごしたかを祖父母、父母の思い出と共に語る。 \r\r夫々、読み応えがありますが、「一切語るなかれ」は、人間の弱さ、小ささを思い知らされたようで、心に”ズン”と来ました。 東條英機と言う人間の余り知られていない「個人」としての一面に共感すら覚えた。 \r\r昭和史に興味のある方に是非一読して欲しいと思います。 \r\r状態は①のカバーに少し破れ、帯にカスレ、②は特に問題なし、③④の文庫本は天に少しヤケが見られますが、古書としては綺麗な方と思います。

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